これまでの経緯
2011年より、四街道市みんなで地域づくりセンターの呼びかけで「子ども支援団体交流会」が始まりました。
この会では、市内の子どもに関わる団体同士が意見交換・情報交換を行い、各自が活動していて抱えている問題点、市内の子どもたちの様子など、団体を越えて共有しました。
2017年より、社会的に問題となってきた「子どもの貧困」や「子どもの孤立」など、「困難な状況に置かれている子ども」にテーマを絞り、有志で四街道市の子どもの現状を調べ、子どもの支援に関わる関係機関や行政窓口に話を聞きに行った結果を「子ども支援団体交流会」で報告し、四街道の現状を知り地域でできることは何かを話し合いました。
交流会の参加者も、子どもに関わる市民団体のほか、民生児童委員、自治会、地区社協など地域に関わる団体の皆さんに声をかけ、様々な立場で情報共有ができるようになりました。
2023年4月より、名称を「四街道こども支援ネットワーク」に変更し、こどもに関わる支援の情報提供を主な目的とし再スタートしました。
「子ども支援団体交流会」について
地域の子どもの現状と課題
四街道市には、困難な状況に置かれている子どもが一定数いることが、関係各所への聞き取りでわかりました。
課題としては以下のようなものがあります。
・行政の制度や仕組みは多数あっても、それだけでは対応できない
・市内の欲しい支援の情報が届かない、探しづらい
・居場所支援活動において、地域による偏りがある
・市内で、孤食の問題への取り組みが少ない
・経済的に困難な状況下でも、子どもの学力についての関心は高く、
塾に通わせたいと思っている家庭が多い
こういった課題を解決するために、子ども達が自由に遊べる「居場所」を増やす動きや、子ども食堂、市による通塾への支援や不登校親の会などが始まっています。が、まだまだ十分ではないのが現状です。
私たちの想い
地域で子どもを
見守るまちにしたい
課題を解決するためには、地域で、子ども達に関心を持ち
見守る大人を増やすことが大事だと考えます。
地域に、子ども達が安心して過ごせる居場所があること
困ったことを気楽に相談できる大人がいること
欲しい情報を得られる窓口があること
子どもや親が不安をかかえこまず、安心して暮らせる地域づくりをめざしています。